日本を代表するサッカー選手が桃太郎を朗読したらたぶんこうなる…話
これはむかし、むかしの話なんですけどね。
ある所におじいさんとおばあさんがきっちりコミュニケーションとって仲良く住んでたらしいです。
おじいさんは両腕に時計をはめて山へ芝刈りに、おばあさんはミンティアを噛みしめながら川へ洗濯に行ったらしいです。結局こうやってね?みんなが嫌がることを我慢してできるかどうかなんですよ。
そしたら、おばあさんが川で洗濯してるところにビッグな桃が流れてくるわけですよ。持ってますね。めっちゃチャンスやないですか。
もちろん、このPK(ピーチ競技)をド真ん中にきっちり決めて、おばあさんは敬礼しながら桃を担いで帰ったみたいです。
途中で桃が坂から転がり落ちた時は猛ダッシュですよ。自分の桃、そんなに簡単に諦められるかって話でしょ。
そこから無事に家に持って帰ってね。おじいさんと桃を切ることにしたらしいですわ。持って帰るだけで満足したら終わりなんで。
そしたらビッグサプライズが起きたわけですよ。桃の中から大きな赤さんがでてきたらしいです。レッドやないですよ。あくまでも赤さんです。
おじいさんとおばあさんは名前を「桃太郎さん」にしたらしいです。桃から生まれた桃太郎さんって普通に考えたらリスキーですよね。でも俺はリスクのない人生なんて逆にリスクやと思ってます。俺の人生なんてリスクそのものなんで。だから「桃太郎さん」という名前にしてみる。あえてね。
桃太郎さんは一気に成長したらしいです。桃太郎さんの中にリトル桃太郎さんがいたんですよ。くじけようとする悪い自分と頑張って打開する良い自分が。成功する中で一番必要なのは自分に打ち勝つことだと思うんですよね。そういうやつが一番伸びる。
ある日、桃太郎さんはフロントのおじいさん、おばあさんにビッグマウスをたたいたらしいです。「鬼が島に悪い鬼が住んでいると聞きました。私が行って退治しましょう」こうやってね?結果を出す前に、結果を出す自分を想像できるからこそ大事を吐けるんです。
とはいえ1人で旅立ったものの挫折の連続だったみたいです。でもね。やっぱり人生ってサッカーもそうですけど、谷がないと山の喜びって感じられなくないですか?
それから、桃太郎さんはキビ団子を移籍金に犬さん、猿さん、キジさんを的確に補強しました。勝負を決めるのは準備。中でも気持ちの準備以上のものはないと思います。
鬼が島スタジアムに着いたら鬼ばっかりです。アウェイです。でも逆境の方が燃えるでしょ。桃太郎さんもね。きっと燃えるもんがあったはずですよ。
それでも鬼たちの戦力は半端やなかったみたいです。桃太郎さん達もどこか気が緩んでたんちゃうかな。人間って気が緩んでないと思っていても緩んでるもんなんですよ。じゃあどうやって気を引き締めるかといったら、もうくどいほどに自問自答するしかないんですよ。
たぶん桃太郎さんの頭の中ではメッシやクリスティアーノ・ロナウドを超えるプレーをしていたと思います。未来が誰にもわからない中でどれだけ自分を信じてやれるか。その結果、桃太郎さんたちは鬼たちのジャイアントキリングに成功したんです。日本がW杯優勝です。
ちなみに桃太郎さんが鬼を倒したシーンのリプレイありますか?VAR?テクノロジー発動でしょ!
桃太郎さんたちは鬼たちから金銀トロフィーを奪還しました。もちろんミンティアも持ってます。
こうして桃太郎さんはおじいさん、おばあさんと幸せに暮らしたみたいですよ。でもね。どこで暮らしても桃太郎さんの成長はあるわけで。これで満足したら終わりなんで。伸びしろですね。
必ず神様はね、努力を見ているんですよ。そういうお話です。
グラッチェ。