痔ろうで地獄を見た話~完結編~
この記事では、私が痔ろう(じろう)になり完治に至るまでの経緯を下記の通り分割で綴ります。
今回は「完結編:職場復帰した後の通院生活の記録」です。
診察編:私が痔ろうになった経緯の記録
入院編(手術前):入院してから手術までの記録
入院編(手術後):手術してから退院までの記録
退院編:退院後の自宅生活の記録
完結編:職場復帰した後の通院生活の記録
エピローグ:痔ろうから学んだこと
前回までのあらすじ
・痔ろうの根治手術&入院で痛みに耐え抜いて退院する
・家に帰って妻と息子と感動の再会する
・満身創痍ながらも在宅勤務で仕事を再開する
詳しくは過去の投稿をごらんください!
職場に出発!
まずは家から駅を目指します。
家から駅までは1kmほど離れています。
いつもは自転車に乗りますが、お尻的に共演NGです。
ヨチヨチと歩いて向かいます。
どれくらいヨチヨチかと言うと、乳母車を押すおばあさんに追い抜かれました。
結果、家から駅まで30分かかりました。
電車でGO!
続いて電車に乗ります。
いつもなら足腰に自信があるのであえて立ちます
ところが今回ばかりは絶望的なコンディションなので座りたいです。
立ったままだと急停車時のふらつきや人との接触がほぼ不可避でお尻が危険だからです。
ところが電車内はほぼ満席で優先座席しか空いてません。
いまは体調が悪いから優先座席でも許されるか…
ほんのり罪悪感はありましたが、お尻を守るために優先座席に腰をおろします。
もちろん伝家の宝刀「ハニカムゲルクッション」を敷きます。
ほっと一息をついて電車にしばらく乗っていると、ある駅で人がドッと乗ってきました。
首都圏あるある朝の通勤ラッシュです。
すると…私の目の前に座席を譲ってほしそうなおじいさんが立っているではありませんか。
……………
そりゃそうですよね。はたから見たら誰も私のお尻事情なんて知らないですもんね。
おそらくこのおじいさんを含め、周りの方はこう思っていたでしょう。
- 30代の男性サラリーマン
- 体格が大きく足腰は丈夫そう
- ご丁寧に「クッション持参」で座る
- しかも目の前の高齢者を無視して「優先座席」に座る
- なんて最低なサラリーマンなんだ。この男は。
ちがう。ちがうんだ。みんな勘違いをしている…
周りからの白い視線を全身に浴びながらお尻を守ります。
まさに身も心もボロボロです。
なんて痔持ちに優しくない世の中なんだ。。
公共の場でクッションに座っている人を見かけたら察してあげましょう。。
会社に到着!
パパリーマンさん!おかえりなさい!
大変でしたね!おかえりなさい!
出社すると同僚たちに温かく出迎えられます。
積もる話は山ほどありますが…とりあえず御礼と謝罪を述べます。
私が不在の間、仕事の穴を埋めてくれましたからね。
まあ…私の穴はまだふさがってないんですけどね。
デスクに着いて仕事を再開します。
ようやく戻ってこれた。。
地獄は終わったんだ
ここ数日間の嘘みたいな出来事を振り返ると少し泣けてきます。
同僚の温かさのおかげもあったと思います。
そんな時、お尻に違和感が訪れました。
これは…どっちだ!?
説明しましょう。
この時の私の肛門は「バカ」でした。
どういう事かと言うと…気体と固体の判別がつかないのです。
つまり「オナラだ!」と思って油断すると…大事件が起こります。
お尻に違和感を感じたら、とりあえずトイレに駆け込まないと大変です。
そしてトイレに行くときはトイレセットが必要です。
トイレセットとは?
- 携帯ウォシュレット
- 軟膏
- お尻パッド
この3種の神器が必要です。
排便のたびにこれらがないとバイ菌が傷口に入って化膿してしまうからです。
これらのトイレセットを小さなポーチに入れています。
カバンからポーチを取り出してトイレに向かおうとすると…
なんだか女性みたいですね!キャハッ
それ言う!?そんなこと言っちゃう!?!?
そそくさとトイレに行きましたが、気体でした…。
会議に次ぐ会議
日本はなんて会議が多い国なんでしょうか。
わたしは研究開発が仕事なので決してデスクワークがメインではありません。
ところが会議が多くて座っている時間の方が長い日もあります。
もっとお尻に優しい社会になるべき!!
会議室に移動するときは必ず
・伝家の宝刀:ハニカムゲルクッション
・3種の神器:携帯ウォシュレット、お尻パッド、軟膏
・仕事の道具:ノートパソコン、スマホ、資料・ノート等
これらを持ち歩きます。
…めちゃめちゃ大荷物です。
あまりにも大荷物なので少し大きめのツールバッグを買いました。
|
このツールバッグなら収納がし易くて、中身が隠せるフラップ式なのですごく助かりました。
社内だとクッションが目立って嫌だったので重宝しました!
無事に帰宅
なんとか会社への復帰を果たし、無事に帰宅。
なんだか1週間分くらいの疲れがドッときました。
パパオカエリダッコシテダッコ
まああああああああああああああ
続く!!!!!!!!!!!!