痔ろうで地獄を見た話~入院(手術前)編~
この記事では、私が痔瘻(じろう)になり完治に至るまでの経緯を下記の通り分割で綴ります。
今回は「入院編(手術前):入院してから手術までの記録」です。
診察編:私が痔瘻になった経緯の記録
入院編(手術前):入院してから手術までの記録
入院編(手術後):手術してから退院までの記録
退院編:退院後の自宅生活の記録
完結編:職場復帰した後の通院生活の記録
エピローグ:痔瘻から学んだこと
前回までのあらすじ
・ある日突然、お尻に違和感を覚える
・お尻を触ってみてみると、肛門付近に腫れ物を発見
・肛門科で診てもらうと「肛門周囲膿瘍(のうよう)」と診察され、激痛に耐えて切開
・その後、改めて「痔瘻(じろう)」と診断され手術・入院を勧告される
くわしく読みたい方はこちらまで!!
いざ入院!
職場に1週間ほどの有給休暇を申請し、いざ入院です。
手術の前日から入院します。
これまでの診察は小さなクリニックでしたが、入院先はクリニック母体の大きな病院でした。
割ときれいな病院だったので好印象でした!
1階の受付で入院手続きを済ませると、すぐに6階の病室に案内されました。
20歳くらいの男性と2人部屋でした。
こんな感じの窓際の簡易なベッドでした。
荷物が散乱してますね。。枕元のリュックはほぼ新品で清潔です!笑
持ってきた荷物をベッド周りに配置していると…
パパリーマンさん、診察の時間です
看護師さんに案内されて、この後、下記の検査をしました。
- 腹部胸部レントゲン
- 血液検査
- 検尿
- 心電図
新鮮だったのは血液検査時の出来事ですね。
耳たぶをカミソリの様なもので切られ、血が止まるスピードを測るのです。
(え、いやなんですけど…)
実際にやってみると、痛みはそこまで感じませんでした。
2分半ほどで血が乾き、問題なし!とのことで病室に戻りました。
剃毛(ていもう)の儀
病室に戻ると看護師さんから、手術直前(明日)の過ごし方について説明がありました。
おとなしく説明を聞いていると…
じゃあ剃毛(ていもう)しますので、下を脱いでベッドでうつ伏せに寝てください
て…てーもー…??
はい!お尻の毛をそりますね♡
なんじゃそりゃあああ!!???
しかし、ここで恥ずかしがっては余計に気まずい…。
一瞬だけ動揺しましたが、堂々と半裸でベッドにスタンバイします。
看護師さんが手慣れた手つきで毛を剃ります。私は無言で素数を数えます。
虚無感に包まれるあの時間を、、あの時間こそを「賢者タイム」と呼ぶのでしょうか。
最後に点滴針を腕に刺されましたが、放心状態で何も感じませんでした。笑
執刀医(しっとうい)診察
剃毛で精神的に疲れてベッドで横たわっていると
パパリーマンさん、続いて手術前の診察です
点滴をカラカラと押しながら診察室に向かいます。
診察室の中には50代とみられる強面の男性(医師)がどっしりと待ち構えていました。
私が手術を担当します。
内心、「怖そうなお医者さんだな。。」と印象をもっていると、下を脱いでベッドで横たわるように言われ…
またお尻が腫れてきたね。でももう手術だからね
と意外にも優しい口調で状態を説明してくれました。
続いて、お尻の中の膿(うみ)の状態や位置を細かく調べるために棒状の検査機を肛門から挿入する流れに。
おっ…あ、痛い、いてて、痛いぞ?え、まだ入…る?いてててっててて!!!
この日はこの検査機(エコー)挿入が一番痛かったです。
これまでの診察で肛門の中に指を入れられる事はもはやルーティンでした。
しかし今回のエコー検査機は太マジックくらいのサイズでした。(見てないので推定ですが…)
わりと手前にありますね。これなら筋肉を傷めずにいけそうです
よかったぁぁぁーーーー!!!!!!!!!
実は、痔瘻について調べていると、肛門周りの筋肉を傷めるリスクについて書かれている記事をいくつか見ました。
もしそうなった場合は排便時などに影響がでてしまう…などなど記載があったので、私の場合はリスク低めでした。
強面先生に御礼を伝えて、私は病室に戻りました。
夜ごはん
病室に戻って、診察を頑張ったお尻をヨシヨシといたわっていると…
パパリーマンさん、夕食ですよー
待ってました!!!…でも待てよ???
明日、手術なのに普通に食べていいんですね…?
はい!手術前に全部出してもらうので大丈夫ですよ
…………はい
こちらが最後の晩餐です。
すき焼き風の肉豆腐をはじめ、割とふつうの定食っぽいラインナップです。
「ご飯は残さずいただきます」がモットーの私はもちろん完食です。おいしかったです。
ご飯を食べた後はシャワー室で身を清めて早めの消灯・就寝です。
さて、明日はいよいよ手術です。ドキドキしていた記憶がありますが意外とあっさり寝れました。
続く!!!!!!
|
“痔ろうで地獄を見た話~入院(手術前)編~” に対して1件のコメントがあります。