学生時代のアルバイト先が超絶ブラックだった件
おはようございます!!
今日も元気なパパリーマンです。
私はよく職場の方々から…
メンタルが強いですね
すごくポジティブですよね
こんな風に言っていただけます。
時には「どうしてそんなに頑張れるんですか?」なんて事も真顔で聞かれます。
私としては仕事だし、やりたい事をさせて頂いている立場なので頑張るというか最善を尽くしているだけです。
但し、どんなに辛いことや苦しいことがあっても「“あの時”よりはまし」と思えている可能性はあります。
あの時…って?
私は大学生の時にとある飲食店でアルバイトをしていました。
大学院生まで勤めていたので約6年間、同じ飲食店でホールスタッフとして働いていました。
料理がとても美味しくて、毎日長蛇の列ができるほどに地域から愛される個人経営のお店でした。
近くに住んでいた私は「毎日すごく人が並んでいるなぁ。どうせ働くなら忙しい店がいいな!」と考え、採用面接に申し込みました。
無事にアルバイトとして採用されることになりましたが、蓋を開けてみるとそこには超絶ブラックな環境がありました。
これから私が経験したことを記しますが、前提としてとても大好きな職場です!
そうでもなければ約6年も働かないですよね。ただ飲食店って本当に大変です。。尊敬します。
社会人になっても役立つ沢山の経験やスキルを磨かせてもらいました。
培った経験やスキルは別の機会にシェアさせて頂きますが今回はネタとしておもしろく読み流してください。笑
すべてノンフィクションです。実際にあった話です。
【“超絶ブラック”と感じた7つの事】
①シフトが入っていない日も店長から突然「今からすぐ来い」とブラック電話がくる
前提として店長はものすごく勇ましいです。電話も迫力があります。当時の私に断るコマンドはありませんでした。
②シフトの申請がほとんど通らない。土日祝日に「×」をつけると詰められる
「予定があります」と言うと「こっちも営業があんねん」と良くも悪くもアルバイト扱いされない。
③週一の定休日前日は社員に朝まで拘束される
社員にとって週一の休みは貴重。定休日前日は夜更かし。仕事終わりに朝まで飲み屋に拘束されます。一限目が辛い…。
④シフト時間10分前に出勤すると「遅いねん!」とゲキが飛ぶ
結局15分前には着替えて職場にいることがルーティンに。もちろんタイムカードはシフト時間から。。
⑤ミスが続くと「もうええ。辞めてまえ!」と暴言やモノが飛んでくる
全部が全部、私のミスではないんですけどね。。感情をぶつけられます。
⑥お客様から追加オーダーをとると「なんで追加とるねん!!リズムが狂うやろ」と恨まれる
飲食店ってお客様が食べたい物を提供する場では…??
⑦お客様から「まだ料理が来ない!遅い!」と怒られ、厨房からは「お前がややこしい注文とってくるからやろ!」と板挟み
これは私が悪いのか…??メニューが悪いのか…??どうしたらいいのかすごく悩みました。
ほかにも大小あわせて山ほど書きたいことはありますが…具体例としては上記のような事がありました。
さて、愚痴を連ねても仕方ないですから、ここから皆さんにパラダイムシフトを起こしましょう。
上記のような厳しい環境を私がいかにポジティブに変換し、強くなれたのかをご紹介します。
【“超絶ブラック”に感じた7つの事をポジティブに考えてみた】
①シフトが入っていない日も店長から突然「今からすぐ来い」とブラック電話がくる
使えない人を呼ぶことはない。「あんな強面店長でも私がいないと営業が不安なんだな」と救いのヒーロー気分になる。
シフトが入っていなくても「今日は祝前日だからお店が忙しそうだな」と考えることで主体性が身に付きました。
電話に出ないとか逃げの手段ではなく、寧ろ「どうせ俺が必要なんだろ?ほらきたきた」くらいの精神だと楽しめます。笑
この時から”食われるのではなく食ってやる”の精神がつきました。
時には店長に「今日、忙しそうですけどシフト入らなくて大丈夫ですか?」とこちらから電話しました。
この予防線を張る事で急な電話を防げますし、店長にも「こいつは出来るな」と思わせられます。
②シフトの申請がほとんど通らない。土日祝日に「×」をつけると詰められる
無言で土日祝に「×」をつけると、忙しいのわかってるだろ?やる気が無いのか?と印象が悪いです。
飲食店は土日祝が繁忙期ですからね。どれだけ仕事が出来ても稼働率が悪ければ他の人が評価されます。
だからと言って「この職場は自由が無い。辞めよう」となるのは嫌だ。負けず嫌いです。笑
そこで私は店長に「もっと自分の接客スキルを磨きたい。来店して勉強したいのでオススメの店はありますか?」と聞きました。
このやりとりで「申し訳ないのですが、他店の繁忙期のノウハウも見ておきたいのでこの日は休ませてください」と交渉できました。
シフト表の土日祝日に「×」をつけることを店側のアドバンテージに変換するのです。
時には嘘をついて遊びに行くこともありましたけどね。笑
③週一の定休日前日は社員に朝まで拘束される
これは本当にしんどかったです。楽しさもありますが、朝までやるのは学生ながらしんどかったです。
社員は翌日休みでも私は大学の授業がありましたからね。でもこちらの事情なんて通用しません。
ふと考えました「なぜ社員たちは朝まで飲みたがるのか?」と。
ストレスが溜まっているからだとは思いますが、そういう習慣になってしまっている。仕組みになってしまっている。と考えました。
そこで店長に「社員を1人増やしてローテーションしたらどうですか?」と提案しました。
ちょうどお店が移転拡大を考えている時期だったので社員を増やすには絶好のタイミングでした。
そして社員が増え、ローテーションにすることで社員ごとに休日がバラバラになり朝まで拘束習慣がなくなりました。
負の習慣は仕組みを見直すことをオススメします!
④シフト時間10分前に出勤すると「遅いねん!」とゲキが飛ぶ
単純に15分前に出勤するだけだとサービス早出になってしまいますよね。それは嫌でした。
だから「あえて15分前に出勤する」というマインドに変換しました。
どういう事かというと15分前に出勤したらできる事、得られる事を思考したのです。
15分あれば今の営業状況や予約状況、注文状況など把握できます。
開店前であれば店長や社員とコミュニケーションをとって雰囲気を作ることも可能です。
すなわち自分が働きやすい環境と精神をつくる時間にしてしまうのです。
「それでは時給が発生しないから損では?」と思われるかもしれませんが、長期的には得をします。
なぜなら仕事のパフォーマンスが向上し安定する事で時給アップが期待できるからです。
実際に私は入店時は時給850円でしたが、最終的に時給1250円にアップしました。
スポーツでもいいパフォーマンスのためには準備運動や精神集中が不可欠ですよね。仕事も同じです。
準備運動のために金銭を要求するスポーツ選手はいないでしょう。
⑤ミスが続くと「もうええ。辞めてまえ!」と暴言やモノが飛んでくる
たとえば後輩のミスでも私が怒られます。この時はリーダー格の扱いだったので当然といえば当然ですが。。
暴言や暴力をポジティブに変換するのはとても難しいですよね。というか法的に許されないのですが。笑
それでも大きな声を上げるほどの内容でない場合は対処方法が必要です。
私の場合は店長がミスに気付く前に、可及的速やかに対策を練ってからこちらから報告してました。
たとえばお客様に「まだ料理がこないんだけど注文通ってる?」と聞かれ注文が漏れていたとします。
このままだとお客様も怒るし、店長もブチ切れます。。笑
そこでお客様には「申し訳ございません。大至急、作ります。5分ほどお待ち頂けますか?」とセーフティラインを引きます。
その上で店長に事情を説明し「温かいお茶とおしぼりを出してケアしておきます」と添えればブチ切れは回避できます。
店としてはオーダーミスで商機を失うよりも、お客様からの信頼を失う方が痛いですからね。
いつも単純なミスで怒っているのではなく、リピート顧客を失ってしまうリスクがあるから怒るのです。
人が怒るときは「なぜ怒るのか?」の本質があるはずです。本質に気づけなければミスを怖がる一方ですよね。
⑥客から追加オーダーをとると「なんで追加とるねん!!リズムが狂うやろ」と恨まれる
飲食店では基本的に前菜⇒汁⇒主食⇒麺飯の流れで料理が提供されます。
お酒を飲んでいるかによっても多少順番が前後したりペースを変えたりもします。
新規オーダーをとった段階で厨房ではその席への料理提供のプランを瞬時に組み立てます。
そして他の席と同じ料理があればなるべく同じタイミングで一緒に作る事も含めて考えます。
かといって一気につくるとテーブルに乗らない。食べる前に冷めてしまうなどデメリットがあります。
つまり効率と品質のバランスをとることに細心の注意を払います。
そこで呑気に追加オーダーをとってくると厨房はリズムが狂っちゃいますよね。
この事に気づいたのは実際に厨房(現場)に入って調理の流れを見た時です。
「リズムが狂うやろ」と言われたときは「なんのリズム???」とわかりませんでした。
じゃあリズムが狂うって具体的になんだろうか…を現場に入って実態を掴みました。
これも本質を掴んでいないと「追加オーダーをとったらダメなんだ…」と安直に考えがちですよね。
反対に今から作る予定のある料理なら追加オーダーがあると店は効率と品質を両立できるので大歓迎です!
物事の表面ではなく本質はなんなのか?と思考し、現場に赴くことも大事ですね。
⑦お客様から「まだ料理が来ない!遅い!」と怒られ、厨房からは「お前がややこしい注文とってくるからやろ!」と板挟み
これも⑥と本質的には同じです。
オートマティックに注文を受けるのではなく、
「こちらのお料理は少しお時間を頂きます。こちらの料理でしたら早く提供できますがいかがいたしましょうか?」
と一言添えるだけで、お客様や厨房からの怒りの感情は未然に防げるでしょう。
ちなみに、この対応ができるのは注文状況を把握していないとほぼ無理です。
やはり良い準備が臨機応変な仕事クオリティに導いてくれますね。
ポジティブまとめ
- 突然の事態を防ぐために能動的に予防線をはる
- 相手にとっての不利を有利に変換する
- 負の習慣は仕組みを見直す
- 良い仕事のための良い準備は長期的には得をする
- 負の現象は本質を捉えてから対処する
- 本質は現場に潜んでいる
- 良い準備が臨機応変な仕事をつくる
参考になると幸いです!!!
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