エリックカール

みなさん「エリックカール」をご存知でしょうか?

名作「はらぺこあおむし」を生み出したドイツ人のデザイナー兼作家です。

絵を切り貼りしたような独特の作風が魅力的で、大人ながらに惹かれてしまいます。

老若男女に受け入れられるデザインって素晴らしいですね!

数あるエリックカールの作品の中で私がおすすめしたいのがこちらです!

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えをかくかくかく [ エリック・カール ]
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「えをかくかくかく」とこれまたユニークな作品名ですね。

原作では「THE ARTIST WHO PAINTED A BLUE HORSE」と記されています。

この絵本では表紙にあるような青いウマや赤いワニ、黄色いウシ…などなどいそうでいない色合いで動物たちが描かれています。

この動物たちを描くのが主人公の絵描き少年です。

なぜこの少年は黒いウマや緑のワニ、白黒のウシではなく珍しい配色をしたのでしょうか?

実はこの絵本が伝えたいメッセージがそこに隠されています。

この絵本には「まちがった色なんてない。自由な色でかいていい」というエリックカールの美術に対する想いが込められています。

それは主人公のセリフにも表れています。

「ぼくは えかきだ。じぶんの ほんとうの えを かく かく かく。」

…シンプルながらも強烈に心に刺さりました。

サラリーマンをやってると

「こうあるべき!」「なんでこうしないの?」「ふつうはこうするでしょう」

…なんて型にはめようとする言動に囲まれがちですよね。

マナーや文化などの型は大事ですが、いざ個性を発揮しようとする場面で平凡な着地をしてしまう時があります。

それは発想が至らないという原因もありますが、多くの場合は実行する勇気が無いのではないか?と思います。

本当に自分がやりたいと思う事を貫く。それは誰がなんと言おうと間違っていない。だって正解、不正解はないんだから。

この絵本を読んでそんな勇気をもらえました。

絵本の中で絵描きの少年は様々な動物を自分の描きたい通りに描き、

最終的には「えを かけば ぼくは えかきになる」(原作「I am a good artist.」 )と主人公は締めくくります。

私もgoodなパパリーマンでいたいものです。。

【こんなエリックカールの作品は嫌だ】

注)大喜利です。

・はらぺこあおむしがいきすぎたハングリー精神のストイック物語

・「カールおじさん」のネーミングに嫉妬する

・だんだんとバンクシ―を意識しだす

・寝起きにテキトーに書いた絵に後から壮大なメッセージを後付けする

・任天堂「大乱闘!エリックカールワールド」という格ゲーのオファーに前のめり

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